2011年03月11日14:21
磐田市がんばってます≫
カテゴリー │静岡の話題
もう、いろいろとあって時の流れが早すぎます。したがってブログなんか書いてるヒマがない！
ということで、久しぶりの更新です。
そして、明日から用事で東京です。
パソコンを持っていかないので、ネットとは無縁の生活です。またブログはちょっとの間お休みです。
ツイッターのほうはグチとか不平不満とか書いてます。飲み屋で巻くクダ程度の社会批判もありますので、よかったらのぞいてみてください。このブログの脇にありますが。
そんななかで、ついつい書きそびれた話題をいくつか。わが地元、磐田市の話題です。
まず、先週の新聞ですが、「交通弱者」の救済案が議会で質問されたとの記事がありました。
「交通弱者」とは、このブログでさんざん書いているものです。規制緩和の影響でモータリゼーションが過度に進展し、郊外に広い駐車場を備えた大型店が進出しました。そのために公共交通が衰退し、自家用車に乗れないお年寄りや子どもたちや病気の人や障害者などが極めて不便な生活を強いられるようになりました。私が「交通弱者」という場合は、この文脈に沿ったものです。
経産省がこの事態を重く見て、「買い物難民」の不便を解消するために旗を降り始めました。流通業界の企業や生協などがさっそく乗り出し、宅配サービスの充実や小規模店舗の出店やネットスーパーなどに力点を置きつつあります。
ここで、「買い物難民」という言葉を与えてしまったことに、危惧を抱いたことはいつか書きました。
「交通弱者」の問題が「買い物」に限定・矮小化されてしまうのです。
問題は、買い物だけではありません。福祉、医療、教育、娯楽、などなど包括的に解決しなくてはなりません。でも、「買い物難民」なんて言葉が独り歩きしているため、その他の問題が疎かにされています。なんだかソシュールの構造主義的言語学の見本のような事態です。
そこで、磐田市の市議会では、買い物に限らず、「交通弱者」の問題全般について、議員と市長・担当部局長の間で議論が交わされた、らしいのです。
らしい、と書くのは、肝心の新聞記事（地方版）を古紙回収に出してしまって、詳しい内容が手元にないのです。新聞のスクラップって、やっぱりやっておくべきですね。
それでも、磐田市だって、破綻とまではいきませんが、財政がそんなに豊かではありません。その中で、採算がとても取れない市民の足を市が検討するのはありがたいものです。もしうまくいけば、「磐田方式」なんて名前が付いて、サッカーだけじゃないんだと思われるかもしれません。
いつも悪いことばかり書いていてあまりよく思われてないこのブログですが、こういった、いい試みこそ、どんどん世の中に向けて書くべきではないか、なんて思っています。
その質問をした議員を紹介したいのですが、先に書いたように、記事が載った新聞を捨ててしまいました。ごめんなさい。
そしてもうひとつ。静岡県の小学生・中学生の水球選抜チームが全国大会に出場するとのことです。
これは今日の新聞に書いてありました。
「春季ジュニア五輪に初出場 水球静岡選抜が闘志」（「静岡新聞」３月１１日付）
水球ってご存知ですか？なんとなくイメージとして知っているくらいでしょうか。歌手の吉川晃司とか、あと意外にも前原氏の後任に就任した松本剛明外務大臣が水球の選手だったそうです。
そんな、マイナーなスポーツを地味に普及してきたのが、記事中でチームを率いる監督として名前が載っているＮ先生です。
もう２０年以上前に磐田市の高校に赴任されて、私の担任教師でした。私は水球とは何の関係もなかったのですが、それでも体育の授業でイロハのイくらいを先生に教わりました。かなりのハードなスポーツで、ボールを触るとか以前に、深いプールで長時間の立ち泳ぎをしなくてはならないのです。
水泳部改め水球部をゼロから鍛えてインターハイに出場できるまでに育てた名物教師ですが、その一方では、小中学生向けに水球教室を開催して、着実に選手の層を厚くし、裾野を広げてきました。丹念に撒いた種が、今になって芽を出してきたのでしょう。
静岡県はサッカー王国と呼ばれますが、よく県外の人に、どうして静岡はサッカーが強いのか、なんて聞かれます。理由は、指導者を育成することで、レベルを高めることと裾野を広げることを両立してきたことがあります。
それを考えると、もしかしたらあと何十年かすると、「水球王国静岡」なんて呼ばれるかも、なんて夢見ています。
そんなわけで、磐田市、がんばっています。ジュビロのホーム戦ももうすぐです。春になるときれいな花も咲きますし、おいしいお茶の季節になります。お近くに御用がありましたら、ぜひ足をお運びください。
そんな私はまだ東京行きの準備ができていません。スカイツリーってどこに行けば見られるんでしょう？
ということで、久しぶりの更新です。
そして、明日から用事で東京です。
パソコンを持っていかないので、ネットとは無縁の生活です。またブログはちょっとの間お休みです。
ツイッターのほうはグチとか不平不満とか書いてます。飲み屋で巻くクダ程度の社会批判もありますので、よかったらのぞいてみてください。このブログの脇にありますが。
そんななかで、ついつい書きそびれた話題をいくつか。わが地元、磐田市の話題です。
まず、先週の新聞ですが、「交通弱者」の救済案が議会で質問されたとの記事がありました。
「交通弱者」とは、このブログでさんざん書いているものです。規制緩和の影響でモータリゼーションが過度に進展し、郊外に広い駐車場を備えた大型店が進出しました。そのために公共交通が衰退し、自家用車に乗れないお年寄りや子どもたちや病気の人や障害者などが極めて不便な生活を強いられるようになりました。私が「交通弱者」という場合は、この文脈に沿ったものです。
経産省がこの事態を重く見て、「買い物難民」の不便を解消するために旗を降り始めました。流通業界の企業や生協などがさっそく乗り出し、宅配サービスの充実や小規模店舗の出店やネットスーパーなどに力点を置きつつあります。
ここで、「買い物難民」という言葉を与えてしまったことに、危惧を抱いたことはいつか書きました。
「交通弱者」の問題が「買い物」に限定・矮小化されてしまうのです。
問題は、買い物だけではありません。福祉、医療、教育、娯楽、などなど包括的に解決しなくてはなりません。でも、「買い物難民」なんて言葉が独り歩きしているため、その他の問題が疎かにされています。なんだかソシュールの構造主義的言語学の見本のような事態です。
そこで、磐田市の市議会では、買い物に限らず、「交通弱者」の問題全般について、議員と市長・担当部局長の間で議論が交わされた、らしいのです。
らしい、と書くのは、肝心の新聞記事（地方版）を古紙回収に出してしまって、詳しい内容が手元にないのです。新聞のスクラップって、やっぱりやっておくべきですね。
それでも、磐田市だって、破綻とまではいきませんが、財政がそんなに豊かではありません。その中で、採算がとても取れない市民の足を市が検討するのはありがたいものです。もしうまくいけば、「磐田方式」なんて名前が付いて、サッカーだけじゃないんだと思われるかもしれません。
いつも悪いことばかり書いていてあまりよく思われてないこのブログですが、こういった、いい試みこそ、どんどん世の中に向けて書くべきではないか、なんて思っています。
その質問をした議員を紹介したいのですが、先に書いたように、記事が載った新聞を捨ててしまいました。ごめんなさい。
そしてもうひとつ。静岡県の小学生・中学生の水球選抜チームが全国大会に出場するとのことです。
これは今日の新聞に書いてありました。
「春季ジュニア五輪に初出場 水球静岡選抜が闘志」（「静岡新聞」３月１１日付）
水球ってご存知ですか？なんとなくイメージとして知っているくらいでしょうか。歌手の吉川晃司とか、あと意外にも前原氏の後任に就任した松本剛明外務大臣が水球の選手だったそうです。
そんな、マイナーなスポーツを地味に普及してきたのが、記事中でチームを率いる監督として名前が載っているＮ先生です。
もう２０年以上前に磐田市の高校に赴任されて、私の担任教師でした。私は水球とは何の関係もなかったのですが、それでも体育の授業でイロハのイくらいを先生に教わりました。かなりのハードなスポーツで、ボールを触るとか以前に、深いプールで長時間の立ち泳ぎをしなくてはならないのです。
水泳部改め水球部をゼロから鍛えてインターハイに出場できるまでに育てた名物教師ですが、その一方では、小中学生向けに水球教室を開催して、着実に選手の層を厚くし、裾野を広げてきました。丹念に撒いた種が、今になって芽を出してきたのでしょう。
静岡県はサッカー王国と呼ばれますが、よく県外の人に、どうして静岡はサッカーが強いのか、なんて聞かれます。理由は、指導者を育成することで、レベルを高めることと裾野を広げることを両立してきたことがあります。
それを考えると、もしかしたらあと何十年かすると、「水球王国静岡」なんて呼ばれるかも、なんて夢見ています。
そんなわけで、磐田市、がんばっています。ジュビロのホーム戦ももうすぐです。春になるときれいな花も咲きますし、おいしいお茶の季節になります。お近くに御用がありましたら、ぜひ足をお運びください。
そんな私はまだ東京行きの準備ができていません。スカイツリーってどこに行けば見られるんでしょう？
