トンデモ地域再生論

カテゴリー │書籍・雑誌

 田舎で生活している身としては、地方都市、特に駅前商店街や中心部の空洞化は悩みの種です。
 浜松市中心部で働く立場としても、どうにかならないものかと頭をひねっています。

 そんなときに手に取った一冊です。『まちはよみがえる』という景気のよいタイトル、著者は船井幸雄氏。あの「船井総研」総帥(現在は退職)です。
 その「あとがき」から。

 「いま、六本木ヒルズと同じように、ラスベガスやモナコに行くと、頭痛を起こす人が増えつつあるようです。これはそこに集まる人たちの集合意識の問題だと思います。」

 ……文中の「集合意識」という言葉はユング心理学の「集合的無意識」とはまったくの別物です。
 それどころか、いくつかの心理学事典に当たりましたが、この言葉は見当たりませんでした。

 他にも「本物」(生物が癒されるもの)の商品には電子が集まるとか、マイナスイオンが充満してるとか、サムシング・グレートが与え給うたシグナルとか。
 この本自体はそれほどトンデモの印象はなく、総論として納得できる主張もあるのに、どうしてこうなっちゃうんだろう・・・。

まちはよみがえる―田舎の再生から日本は復活する!



 

静岡県で太宰が読めなくなる???

カテゴリー │静岡の話題

 昨日の静岡新聞に載っていました。まずは記事全文をお読みください。

 「県青少年環境条例 有害図書類の指定拡大へ」(静岡新聞2月25日付)

 各地の自治体で問題となっている、いわゆる青少年保護育成条例の強化です。
 山ほど言いたいことがあるのですが、ひとつだけ。

 記事中の「暴走族専門雑誌などの指定を念頭に「犯罪または自殺を誘発・助長するもの」」ですが、これには伏線があります。昨年、静岡県内で出版社のライターが、取材する目的で暴走族に危険行為をさせたとして逮捕された事件がありました。このことが念頭にあったのでしょう。
 でも「犯罪または自殺を誘発・助長するもの」だと、太宰治の小説は静岡県内で青少年が読めなくなってしまいます。
 それだけでなく、私が中学生から高校生にかけて感銘を受けた鷗外の『高瀬舟』、漱石の『こころ』、梶井基次郎の『檸檬』も子どもには手に入らなくなってしまいます。近松の心中物の台本も、現東京都知事の『太陽の季節』も「有害」です。
 ……とまあ、これは冗談なのですが、もしかしたら冗談ではならなくなるかもしれません。
 というのも、同審議会の会議録を静岡県庁サイトで読んだのですが、映画(興行)の場合、有害指定は、映倫審査会のR指定をそのまま全会一致で認めています。委員が一本一本の映画を精査した形跡はありません。
 図書類でも『完全自殺マニュアル』が議論となったように、活字まで対象にされるかもしれません。
 よほど歯止めを厳格にしないと、法律の乱用につながりかねず、たいへん危険です。

 他にも深夜営業店への入店制限があります。コンビニや牛丼屋も範疇に含まれないとは言えません(というか、そうなりつつあります。例えばここなどを参照)。
 それからインターネットの「有害」情報への「努力義務」、ゲームソフトの内容チェックについても触れられています。
 下手をしたら、検閲です。

 以前も書きましたが、「青少年の健全育成」「非行防止」などというお題目は、社会の「体感不安」が増加しているだけに、政治的取引の有力なカードにされがちです。
 果たしてそれでいいのか、という懐疑的な眼差しはありすぎて困ることはありません。この問題、注視していきたいと思います。

 会議録は県のサイトにはまだ上がってきていないようです。
 情報公開請求、チャレンジしてみようかな。

 参考リンク・静岡県例規集(第18編「教育」に「静岡県青少年のための良好な環境整備に関する条例」があります)


 

出て来い「税務署の星」

カテゴリー │いろいろ

 しましたか、確定申告?
 私は行ってきました。年末調整をしておらず、多く税金を払うことになりました。なけなしのお金、有意義に使ってほしいものです。
 それはいいのですが、会場に入るとおじさんの税務署員が、

 「何の申告ですか?」

 いや、何の申告って、私は税金の素人で、所得の申告の他に知らないのですが。

 「株式の売却益とか、それとも勤め先が変わったとか」

 ああなるほど、そういう人も確定申告しなくてはならないのですね。でもその言い方、横柄なものを感じて、ちょっと気分を害してしまいました。

 その人の他にも、大概おじさんの税務署員の言い方には、どこか偉そうなものを感じました。会場は年配の方が多く、中には退職金で株式投資や不動産運用をしている人もいるのでしょうが、そういうような人はあまり見かけませんでした(人を見かけで判断してはいけませんが)。たいていの人は私のような税金の素人ではないかと思います。
 だったら、もう少し丁寧に案内や説明をしてくれてもよさそうなものですが。


 

「フライトプラン」

カテゴリー │映画・演劇・その他

 暇だったのですよ。用事があって浜松まで出かけて、ついでに何か映画でも観るかな~と思って、たまたま選んだのがこの映画だったのですよ。
 だからなんの予備知識もなく観たのです。興行成績がいいことすら知らなかったのです。
 で、感想はというと、よかったなー。思わぬ拾い物でした。

 巨大航空機の中でのサスペンス映画です。私は飛行機モノ大好きなのです。「ターミナル」もそうでしたが、普段乗る機会がほとんどないために、「非日常」の空間に憧れるのです。やっぱいいわー。飛行機マニアだったらもっとうれしいでしょう。
 愛娘がいなくなったことに気付いてからのジョディ・フォスターの狂気が最高です。「羊たちの沈黙」からもう16年か~。いい歳の積み重ね方をしてるな~って感心しました。

 あえてケチを付けるとすると、この映画はミステリ、サスペンス、アクションの3つの要素が入っているのですが、それぞれ中途半端な印象があります。どれか一つをもっと深く掘り下げれば重厚なものになっていたでしょう。
 それから、ストーリーのキーマン(ネタバレになるので書けない)がちょっと力不足かな。いい人のときはそれでいいのですが、悪い面のときに悪役の迫力が足りておらず残念です。

 それはそれとして楽しい映画でした。一時間半という上映時間も適当な長さでした。掘り下げ不足と書きましたが、だからこそ肩の凝らない娯楽作品として楽しめるわけですし。かと思うと「9.11」以降のアラブ社会への偏見もさらりと盛り込まれている社会派の一面もあります。いい意味で暇つぶしにぴったりの映画です。
 とはいえ私も少しでも期待を持って観てたら満足していたかどうかわかりませんが。変に予備知識がなかったのがよかったのですね。


 

業務連絡続き

カテゴリー │インターネット

 本館が見られない状態、まだ続くそうです。
 ぷららの掲示板情報だと、昨年夏にサーバがダウンしたときには復旧に2~3日かかったそうです。
 ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

 (追記:6:30pm)
 復旧しました。長らくお待たせしました。
 また、ぷららネットワークサービスの担当者さん、ご苦労様でした。たぶん不眠不休でしょう。
 今後はトラブル防止策と事故が起こったときの迅速な対応・連絡方法をご検討ください。


 

もうすぐ春ですね~

カテゴリー │いろいろ

 もうすぐ春ですね~。
 ちょっと気取ってみませんか♪
 
 (撮影地・磐田市豊田西之島のあぜ道)


 

業務連絡

カテゴリー │インターネット

 現在、本館ホームページが見られません。
 原因は不明です。わかり次第復旧させます。

 ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

 (追記)
 ぷららネットワークサービスより、サーバ障害とのアナウンスがありました。
 復旧まで数時間かかるそうです。
 もうしばらくお待ちください。
 (言論弾圧かと思ったけど、そうじゃないようで。よかった。以前、私も書き込みしていたあるサイトの掲示板が政治的圧力で全削除されたということがあったので)


 

東横イン社長の著書・後編

カテゴリー │書籍・雑誌

 前回の続き、東横イン社長、西田憲正氏の著書『東横インの経営術』(日本評論社)の話です。

 東横インの社長の発言はメディアで流され大顰蹙を買いましたが、前回紹介したメルマガのコメントでは、現場の従業員の対応に好意的な意見がありました。
 東横インではその従業員の実に9割以上を女性が占めています。西田氏によると、女性ならではの気配りややさしさがあるそうです。
 コストダウンのために安価な女性の労働力を使っているとの批判的意見もネット書評でありましたが、同書には従業員の給与体系も載っているので、公平な検証は一応できます。
 「女性ならでは」が本当かどうかはわかりませんが(男性でも気配りができる人、やさしさを持っている人は多いですから)、いまだ企業社会で冷遇されており、子育てがひと段落した後の再就職が厳しい女性を積極活用する姿勢は評価できますし、経営者としても埋もれた有能な人材に目を付け掘り起こすところはなかなかの才覚です。


 

東横イン社長の著書・前編

カテゴリー │書籍・雑誌

 本館更新しました。

 「「プロ」って何?二題」(芸能問題総合研究所

 なんちゅータイトルだ……。いえね、仕事で相当に自棄になってたときに思いついた内容です。今ではすこしやる気が出てきましたが、アイデアそのものは捨てる必要はなかったので、そのまま書きました。
 私はそれほど高い志を持って仕事しているわけではありませんので、理想と現実、理想と理想、現実と現実の間で悩んだり迷走することもよくあります。プロとはいえないかもしれませんが、そういう姿もまた人間らしいのでは、と考えています。もしかしたら続きを書くかもしれません。

 さて、今回の文章の中でかなり皮肉っぽく紹介した本があります。西田憲正『東横インの経営術』(日本評論社)です。障害者用の施設を作ると偽って設計を偽装し、マスコミの前で開き直ったり、はたまた一転して泣いていたりした社長の本です。
 東横インはマスコミ対応がひどすぎて叩かれましたが、そうとは言い切れないところもあります。
 例えば「週刊福祉情報」というメルマガでこのことが取り上げられましたが、そこにはこんなコメントがあります(2006年2月2日号から)。
「コメント:障害者用の設備を改造して倉庫や会議室にしたのは悪いことだけれど、
「職員の応対は、障害者にとても親切なホテルだった」と、利用した車椅子の方の
評判をうかがったことがあります。設備より職員の親切な応対の方が、私はありが
たいです。つめたい態度のホテルも罰してください。(白川)」

「コメント:今話題の東横イン。実は、私は出張の際、よく利用しているホテルです。
社長さんの発言は問題の重大さを認識せず、のんきすぎますが、
私の利用体験上は従業員さんたちはとても対応が良いですよ(望月優)」

この望月さんという方は(苗字からもわかるように)静岡の方です。視覚障害者で、パソコンの音声読み上げソフトなども作っているそうです。
 この社長の著書には、その現場の従業員のことも多く書かれています。
 (以下次回

 書影だけ載せておきます。
東横インの経営術―女性のセンスを生かして日本一のホテルチェーンを創る
 アマゾンのアフィリエイトですが(買ってくれなくていいです)、寄せられた書評を読むと、ネットでもモノを書くことの恐ろしさがよーくわかります。わたしゃ全身が震えましたよ。「無責任なことを書いてはいけない」と。


 

もう暫く!

カテゴリー │いろいろ

 本館の更新やってます。
 もうすこし経ったら完成します。それまでいましばらくお待ちください。

 内容ですが……。

 手間ひまかけて、ついでにお金もかけた、

 かなり濃密なボヤキになります。

 脱力すること間違いないよ☆
 お楽しみに~!


 

パトカー?

カテゴリー │いろいろ


 いえ、当地・磐田市の公用車です。ケータイのカメラで撮りました。町でお巡りさんとすれ違うとき、何にも悪いことしてなくとも「ビクッ」とするでしょう。あれとおなじ効果を狙い、パトカーと同じ配色に塗装したのだそうです。私もドキッとしたので、犯罪の抑止には効果があるのかもしれません。

 そうすると、将来的には市の職員が全員警官に似た制服を着ることもありうるわけで。それもなんだかなー。市役所や入ったらお巡りさんだらけと。

 そのあたりの不安社会についても述べられている宮台真司・神保哲生両氏と識者との鼎談『ネット社会の未来像』(春秋社)を読んでいます。相変わらず密度が濃い内容だけに、読み終わるのに時間がかかりそうですが、この問題、技術の急激な進歩とともに、ますます一筋縄ではいかなくなっています。読み終わったら感想を書きたいと思います。


 

磐南テディベア希望!

カテゴリー │静岡の話題

 もうすぐ卒業シーズンです。たくさんの花束を抱えた卒業生を街中で見るたびに、かつての甘く、でもどこか苦い記憶が胸中に去来します。
 というわけで、この季節にぴったりの新聞記事を見かけました。
「母校の制服着た卒業記念のベア ナビとキンパラが製作」(「日経MJ」〈日経流通新聞〉2月10日付)

 経営コンサルタントのナビ(静岡県浜松市、永井武史社長)は学生服製造のキンパラ(磐田市、金原一平社長)と組んで、学校などの制服をミニサイズにしてクマのぬいぐるみに着せる「卒業記念ベア」の製作事業を四月から始める。実際の制服の生地を使い、形なども忠実に再現するのが特徴。三年をめどに年間一万体の販売を目指す。

 記事そのものは「NIKKEI NET」にあるものとほとんど同じです(「ナビと制服のキンパラ、「卒業記念ベア」製作事業を展開」)ので、詳しい内容はリンク先をご覧ください。

 新聞紙面には制服姿のテディベアの写真が載っていたのですが、お隣の浜松市にある西遠女子学園の制服でした。記事によると、その学校でマーケティングが行われたので当たり前なのですが、当地・磐田市にある企業が作っているので、どうせだったらわが母校の制服を着せてほしかったなー。

 かくいう私もキンパラ製の制服に身を包んで学生時代を過ごしました。今では男子生徒もオシャレなブレザーが多いですが、私の母校は昔ながらのツメ襟の学生服で、「質実剛健」の校訓そのままでした。女子もけれんみのないセーラー服です。在学当時は地味だと思っていたのですが、卒業して10年以上経った今では、母校の制服を着た生徒を見ると、懐かしさのあまり「勉強がんばれ!勉強以外のこともがんばれ!」と、心の中で応援しています。

 ですから、わが母校バージョンのテディベア、作ってほしいなー。遠鉄バスのハローキティのぬいぐるみだってあるのですから。
 「日経MJ」の記事によると、一体9800円だそうです。
 ツメ襟学生服のベアだけ買っても面白みがないし、セーラー服のベアだけ買うと変な趣味のオヤジだと思われて友達を失くしそうですので、やはりここは男女2体セットで……。

 2万円弱……。

 キンパラさん、作ってみませんか、わが母校のテディベア。福沢諭吉2枚握り締めて待ってますicon21


 

政治的に正しくない飲酒と喫煙

カテゴリー │社会

 このニュースのことですね。

18歳の元モー娘。レストラン喫煙で謹慎処分」(YOMIURI ONLINE2月10日)
 未成年者の犯罪は匿名のはずなのに、新聞によっては実名報道でした。匿名報道のほうをリンクします。

 儲けたいがためのスキャンダルを報道するクソマスコミは放っとくとして(この写真週刊誌を発行する出版社にはライブドア事件や耐震構造設計偽装問題を批判する資格はない)、最近、別のアイドルグループのメンバーが未成年者でありながらも飲酒をしていたとの記事も出ました。
 いったいこの国はいつからそんなに遵法精神が高くなったのでしょう?


 

メモ2:日本の新聞より

カテゴリー │社会

 前回書いた風刺漫画問題でのイギリスメディアの論調が昨日の中日新聞に掲載されていました。メモとして引用します。
「慎重な対応目立つ英国 政府や報道機関」(中日新聞2月7日付)

 【ロンドン=池田千晶】イスラム教の預言者ムハンマドの風刺漫画掲載に一部のイスラム教徒が抗議行動をエスカレートさせている問題で、昨年七月のロンドン同時テロ以降、イスラム教徒との共生のあり方を模索している英国では、報道機関や政府の慎重な姿勢が目立っている。
 フランスやドイツなどの新聞が、問題となっている風刺漫画を転載したのに対し、英国の新聞はこれまで大衆紙も含め一切載せていない。英国の高級紙五紙は社説で、掲載しない理由について「言論の自由への共闘の意思表示として、再掲載するのは適当でない。メディアには自由と同時に責任がある」(インディペンデント紙)、「宗教的寛容と他者の感情を尊敬するという英国の価値観から差し控えた」(デーリー・テレグラフ紙)などとしている。

 以下、閣僚や野党議員の主張が紹介されています。中日新聞サイトには当該記事がなかったので、図書館で参照ください。関東では「東京新聞」です。

(追記 2月10日)
 英国在住のフリージャーナリスト・小林恭子氏が、現地の報道や自身の雑感をブログ「小林恭子の英国メディア・ウォッチ」で紹介されています。
 「デンマーク風刺画 これまでと英紙報道」 (2月4日)
 その他の関連記事「デンマーク風刺画関連」カテゴリー


 

メモ:風刺漫画・英国の論調

カテゴリー │社会

 イスラム教の預言者ムハンマドを風刺した漫画をめぐり、現在、大騒動が起こっています。
 デンマークに掲載されたマンガがノルウエー、ドイツ、スペインなど欧州各国の新聞に転載され、フランスでは掲載した新聞の編集局長が解任され、同じフランスの高級紙フィガロが言論の自由を主張し掲載しました。
 私も辞書と翻訳ソフト(主に後者)を駆使して世界中のメディアサイトで情報を探しています。
 以下はあくまで私のメモ書きなのですが……。

 大陸諸国とかなり異なった論調だったのがイギリスです。英国では各紙が掲載するべきでないと判断しましたが、BBCは、夜のニュース討論番組「BBC NEWSNIGHT」で、問題となっている新聞漫画をVTRに映し出しました。私もネットでニュース映像を見ましたが、普通の資料映像と扱いは変わらないものでした。ところが"The Times"によると、BBCのテレビニュースのトップが謝罪しています(「BBC says sorry to viewers who were offended」2月4日付)。"Times"はBBCにかなり批判的な論調を載せています(参照「'The BBC should have learnt not to disrespect faith'」2月3日付、「These cartoons don't defend free speech, they threaten it」2月5日付など。いずれも同紙サイトより)。同紙では読者からの投書欄でもこの問題を取り上げています

 同国内の新聞サイトもいくつか見たのですが、課金制サイトだったりしてよくわかりませんでした。スペインの新聞サイトはAFPやロイターの配信記事が目立ち、オピニオンまでは詳しく読めませんでした(それ以前に語学力の不足があるのですが)。
 以前、ポケモンのアニメを見た子どもが大勢倒れる事故があったとき、大学で各国の論調比較を調べたことがあります。そのとき、アメリカの新聞が表現の自由が守られるかを主な論点としていたのに対し、イギリスは(Times,Guardian,Independentを調べました)、そのところにほとんど力点が置かれていないことに気付きました。担当の先生は、アメリカのメディアが会社組織であり、BBCが政府の下に置かれていることの違いを挙げましたが、そのところに関係するのかもしれません。(追記・たぶんこれは今回のこととは関係ないと思うので消しました)

 あくまでも上記は私が見た範囲のことですので、正確さには自信はありません。あくまでも私自身のメモです。また、私が軽々しく口を挟める問題でもありませんので、私の意見は控えます。専門家の議論を待ちたいと思います。
 ただ、現在進行形で世界中を二分している言論の自由と宗教をめぐる問題は、日本でも決して対岸の火事ではないと強く感じています。

 (追記)
 ネットニュースでニュージーランドの新聞も転載したとありました。その新聞のサイトも見たのですが、それらしき記事は見当たりませんでした。

 (追記・2月6日)
 Guardianに掲載された論調をちょとだけ読みました。全文読めるわけないのでさわりだけ見ましたが、かなり厳しい意見が寄稿されています。
 http://observer.guardian.co.uk/focus/story/0,,1702538,00.html
 http://observer.guardian.co.uk/comment/story/0,,1702532,00.html

 (追記・2月10日)
 アクセス解析によると、この件で検索して閲覧される方が増えてきました。
 このエントリの続き(2月8日の文章)も併せてご覧いただけると幸いです。


 

超どーでもいい話

カテゴリー │現場を歩く

 ブログを移転してから、カタい内容ばかりになってしまいました。もともとおちゃらけブログでしたので、柔らかい話題をたまには書きます。
 えっとですね……。

 髪を切りました。

 うわー、超どーでもいい話!
 タレントやアイドルのブログだったら価値はあるのですが、無名の三十男が「髪を切りました」はねーだろ!「宝くじで三億円当たったら何に使いますか」という質問くらいしょーもない!
 でもね、髪が伸び放題だったのですよ。前は国際弁護士の湯浅さんのようだと書きましたが、今日鏡を見ると、そこにいたのは……、

 姉歯さん・・・。

 しかも「偽装後」の下からもボサボサの髪がはみ出している・・・。

 そんな按配だったのです。
 もう3ヶ月近くも美容院に行っていないので、当たり前だったのですが。
 でもね、美容院に行けなかった訳があるのです。


 

軟弱者!

カテゴリー │政治

 前々回に書きました麻生外相の発言の続報です。

 「陛下の靖国参拝、現状では求めず…麻生外相が釈明」(YOMIURI ONLINE1月31日)

 結局、いつもながらの失言や勇み足で収拾しそうです。
 麻生氏が何を言っても今さら驚きませんが、麻生氏は「天皇の踏み絵」を避けた、ということです。

 これで次期首相の候補者とは、なんとも小物です。
 セイラさんでなくとも言いたくなります。

 「軟弱者!」