まったく不可解なクルマ雑誌の記事

カテゴリー │書籍・雑誌

 全国から注目されているにもかかわらず私の周りでは誰も関心を持っていないという、奇妙な選挙が行われている静岡です。職場の人の何人かに水を向けても、候補者の名前も知らないというのは、いったいどういうことなのだろう?
 というわけでヒマネタを。書店やコンビニに行くと、普段読まないような雑誌コーナーによく行きます。そこで全く知らない世界をのぞいて刺激を受けたり、話のネタにしたりします。鳩山由紀夫夫人の幸さんが「ムー」でオカルト対談をしていたのも書店で知りましたし、女性のファッションやコアなアニメの話題も集まります。

 そのうちのひとつです。車の雑誌です。私は車には乗りませんし、興味もありませんが、たまたま表紙が目に留まりました。
 「ニューモデルマガジンX」という雑誌(8月号)です。
 http://www.sun-a.com/magazine/details.html?id=2771

 「日産の国内販売が危ない」とか「販売好調プリウスの裏側」なんていう、自動車雑誌としては至極真っ当な特集のなかに、なぜか、

中川昭一&田母神俊雄二大インタビュー

 なんて記事が入っているんです。


 中身も、車とはまったく関係なし。

 「事なかれ主義の根本は自己保身、利己主義です。それは結局、道徳心のなさが原因なんです。かつての日本人は道徳心が高いと諸外国から賞賛されていました。それは教育勅語の教えが大きいんですよ。」(田母神氏)

 「現行憲法は成立してから一字一句改正されていません。そのため、おそらくは世界で一番古い成文憲法になっていると思います。日本国憲法だけが改正してはならない不磨の大典憲法であっていいのか。(中略)そうやって時代が進むごとに、新しい権利や義務が生まれるんだから、それに沿った憲法を時代時代に修正していくべきだと思います。」(中川氏)

 これ、ホントに自動車雑誌の記事ですよ。なぜ?
 まあ、今はサブカル雑誌にも右翼系の話を盛り込んで自称愛国者の読者を惹く雑誌もあるから、こういう編集者がいても不思議じゃないんですが。ということでどんな雑誌か知りたくてWikipediaを見たんですが……。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%82%B8%E3%83%B3X

 ……自動車版「噂の真相」?それともエセ右翼だから「WILL」?そういえば「Will」ってクルマがあったけど、どこいっちゃったんだろう?

 とにかく、まったく不可解な記事です。書店やコンビニで見たら立ち読みしてください。買う必要はあんまりないと思います。


 

午前3時のヱヴァンゲリヲン

カテゴリー │映画・演劇・その他

 珍しく早朝3時に目が覚めて、まあいい、今日観に行く予定の映画は何時から始まるのかなとシネコンのサイトをチェックすると、もうすでに初回の残席がわずかとの表示が!
 さらに、次回も、そして安くなるレイトショーの回も、すでにネット上では半数が埋まっているとのこと。わたしゃ窓の外を確認しましたよ、午後の3時と間違えたのかと。外は暗かったです。
 シネコンは並ばずに映画を見られますが、そうでない映画館には、こんなキチ……、いや、熱心なお方が大勢いたとか。

 「「エヴァ」新作公開、映画館に早朝から行列」(「産経MSN」6月27日)

 でもね、これ、気持ちはわかるのです。もともとのアニメがマニアを超えてまったく関心のない人にまで観られた上に、他メディア展開されたから、ファン以外にも認知度は格段と増したんですね。私の友人にも、アニメは知らないがパチスロで好きになったという人もいます。
 また、情報をあれだけ小出しにされたら煽られるって。前作はテレビアニメ版の再編集という意味合いが強かったのですが、今回は新キャラの登場や新展開などが予告編などで知らされており、盛りのついた男子高校生が目の前にエロ本を置かれるように飛びついたのです(すいません、酒が入っているのでつい下品に……)。

 私は結局昼ごろに映画館に行って予約し、別の用事を済ませた後に夕方の回を観たのですが、内容はどうだったかというと、これは圧倒されました。あれだけ作りこんだアニメ作品は久しぶりに観ました。これならばキチガ……、いや、気が触れ、いやいや、心を奪われても仕方がありません。ああ、政治的に正しいことを言うって難しいね。
 主張というか、主題にはかなりの反発があります。これはかなり大きな問題なので、ちゃんとしたところで書きたいと思いますが、90年代版と比べての大きな違いは、「繋がり」にあります。
 ここのところは観てのお楽しみですが、90年代版「エヴァ」で「綾波萌え~」「アスカ萌え~」と叫んでいた人にとってはたまらない内容ですよ。萌えなかった人にとっても、もしかしたらハマるかも。私はあと一歩でやられそうになりました。私は男女の役割の固定化には決して賛同しない立場なのですが、あのバンソウコウだらけの手にはノックアウトされかけましたよ。男にとってはどんな言葉よりも雄弁です。それから「碇君江」もね。
 なんのことかわからない?だから、映画を観てね。

 で、私が今取り組んでいる大テーマの大きなヒントになったので、もう一度映画館に行って参考のために観てこようと思っています。DVDは待てないですから。でも、チケット取るのが大変ですよ。シネコンがないところは、このクソ暑くて湿度が高い中、あるいは梅雨の中、ずっと並ばなくてはならないのですから。
 私は何とか平日に時間を作れればいいと思っているのですが、できるかなー。
 それまでは、シンジ君とミサトさんと同じモノを飲んでいましょう。ビールはちょっと高いけど、サービス、サービス!



 

ものすごくわかる「優越的地位の濫用(乱用)」

カテゴリー │現場を歩く

 「コンビニ経営を考えているんですけど」
 と相談を受けたことがあります。
 その人は頭の白くなったタクシーの運転手。規制緩和で車が多くなり過ぎて稼げない話はたくさん耳にしていました。どうして私のところにそんな相談があったかはともかく、なんとなく事情は察しました。
 新聞にはコンビニ本部のFC(フランチャイズ)オーナー募集の広告が多く出ています。だいたいが耳障りのいいことしか書いてありません。その人も広告を見たのでしょう。

 何の話か?大きく報道で取り上げられているのでご存じでしょうが、改めて。朝日がずっと大きく報じてきましたのでこちらを。

 「セブンイレブンに排除命令 公取委、値引き制限「不当」」(「asahi.com」6月23日)

 このニュース、かなり勘違いされているんですね。新聞の社説なんかでも、弁当を捨てるのはもったいないという主張が多かった(たとえば「毎日」23日社説)のですが、それは問題のごく一部。木を見て森を見ていません。
 この問題のキーワードは、

 優越的地位の濫用

 です。


 

愛を読むひと、音を立てるひと

カテゴリー │映画・演劇・その他

 某宗教団体の呪いが災いして(そんなことないか)、ひどく体調を崩していました。喉の病気の悪化だったのですが、熱は出るは頭痛はひどいは、ここまでやられるとは思ってもいませんでした。健康第一ですね。

 さて、このシーズンは例年大作ではないものの良品の映画が公開されます。観たいものばかりで選ぶのが苦労するのですが、そのうち一本、「愛を読むひと」を観てきました。病み上がりにこんな重たいもの観なくてもいいのに。
 いや、重たいというのは、タイトルやポスターから連想されるのは甘ったるい恋愛映画ですが、ドイツの小説『朗読者』が原作です。朴訥な少年と妙齢の女性との甘美な秘め事が一転、ナチスのホロコーストの記憶と交わるという、21世紀になお残るドイツの戦争犯罪が大きな柱となっている小説です。世界中でベストセラーになりました。これは観ないわけにはいきません。
 で、感想なんですが、悪くはないのですが、決定的にひどい点があります。すべてセリフが英語なんです。

 ハリウッド映画で、俳優もアメリカ人だから仕方がありませんし、外国ドラマの吹き替え版でジャック・バウアーが日本語で敵を追い詰めるシーンも普通に観れてしまうので、こだわりすぎだと言われるかもしれませんが、今回は違います。
 まず、原作が硬いドイツ語小説で、それが戦争犯罪の追及の手を緩めないドイツの厳しい国家と国民性をうまく表わしていたからです。といってもあまりドイツ文学は読んだことがないのですが、ヘッセなど特権階級の生活や苦悩を表現するには、硬い文体はかなりの力があります。『朗読者』も、訳文自体は比較的平易ですが、凛としたものがあります。
 ほかにも、英語はすでに準国際語的な機能を有しており、日常的に耳に入るものだからというのもあります。もちろん私はリスニングはできませんが、それでもテレビや映画などから自然に耳に入ってきます。それに比べてドイツ語(というより東欧圏?)はイントネーションの強弱など特徴があります。ドイツ語だったら、ナチス(と自分たちの罪)への断罪の感情や、エロティシズムや、路面電車などの風景への憧憬などがもっと増したでしょう。

 妙なところにこだわるかもしれませんが、その点がどうしても気になって、まったく没入できませんでした。だって、日本映画で考えてみてください。ちょんまげを付けた侍が英語で話していたら、絶対に奇妙で、内容なんか入ってきません。ケイト・ウィンスレットも、新人俳優(美少年!)もよかったんだろうと思います。映像も美しかったです。日本語版の宣伝に使われた平井堅の曲もよかったです。でも、とにかくそのことだけで2時間無駄にした気分でした。規模は小さくとも「ヒトラーの贋札」のように現地語でしゃべってくれたら、と、残念でなりません。

 ここからはオマケの話です。不快になる人もいるかもしれませんので、読まなくて結構です。


 

幼児を相手にしている暇はないんだが

カテゴリー │政治

 ああ、いかん。のどが猛烈に痛い。咳も出てきた。なんか熱っぽいぞ。体温計は……、38度!?これ、もしかして、インフルエンザじゃねえか?
 ……と昨日一日布団の中で唸っていた大橋です。結果的にインフルエンザじゃなかったからよかったけど、それでもかなり辛い体調でした。ここまで苦しむのは、こんな罰当たりな文章を書いたからかな?

 芸能総研レビュー「幸福実現党」「芸能問題総合研究所」

 例の「幸福の科学」が立ち上げた政党です。かなり激烈に書いたつもりですが、これでも斬り足りないくらいです。しょせん、自分が一番じゃないと気が済まない教祖様が、自分たち(日本)よりも上位のアメリカや中国など大国をこき下ろすだけに作ったおもちゃですから。天皇は象徴的な存在にして大統領制を導入する?バカかこのエセ右翼は。

 というわけで、もし病気が悪化して死に至ったら、あの教団に呪い殺されたとでも思ってください。あ、あの教団はそんなことしないか。せいぜい告訴とかデモか。幼児的欲求を満たしたいだけの大川さんにはその程度しかできないでしょうね。


 

マスコミの捏造報道に断固抗議する!

カテゴリー │プロレス

 「プロレスラー:三沢光晴さん死亡 試合中倒れる 広島」(「毎日.jp」13日)

 変態英字新聞を発行して潰れかけの新聞社や、

 「プロレスの三沢光晴さん、リングで頭強打し死亡」(「YOMIURI ON LINE」13日)

 自民党とナベツネの走狗となってヤクザが拡販する新聞社や、



 力道山の時代からの伝統を簡単に打ち切ったテレビ局や、



 自民党の政治家に番組内容のお伺いを立てて改変する公共放送や、



 これまで唯一のプロレス記事がIWGP猪木―ホーガン戦での自作自演舌出しKOのガセネタだったという一般紙社会部は、

 一連の捏造報道を謝罪し、

 「三沢光晴さん奇跡の復活!」

 「ファンにささえられリング復帰!」

 「ふたたび魅せるエメラルド・フロウジョン!」

 「死神に見舞う怒涛のエルボー!三途の川の岸から場外へ落下式タイガードライバー!」

 「三沢、馬場さんから叱責「おまえはまだ来るのが早い」」

 などの訂正記事を即刻掲載するよう強く求める!


 

北海道産カマンベールチーズ?

カテゴリー │いろいろ

 いやあ、さぼり癖がつくとダメですね。PCに向かおうと思ってもNHKで「アニソンのど自慢」なんて深夜の番組をずっと観てしまいました。

 というわけで、小ネタを。スーパーで見つけました。




 えっ、これのどこがおかしいんだって?

 シャンパーニュ地方以外のブドウを用いて作られた発砲ワインをシャンパンっていいますか?

 「中国や韓国は著作権無視のパクリ大国だ!けしからん!」って威勢のいいこと言ってるネトウヨ諸君。まず隗より始めよってことで、雪印乳業や明治乳業に抗議してみてはいかがかな?その勇気と度胸があれば、ですが。


 

テッペンハゲタカ

カテゴリー │映画・演劇・その他

 「鳴くまで待とう」のホトトギスの鳴き声は、「テッペン禿げたか」と聞こえるらしいです(※)。四捨五入で不惑の男にとっては、あまり聞きたくない鳴き声です。この話は元新聞記者の方に教えてもらったのですが、その方は「原稿書けたか」と聞こえて追い詰められているようだと言ってました。
 というわけで、楽しみにしていた映画「ハゲタカ」の話です(←「なんだその前振りは!」とのブーイングが聞こえるけど、幻聴ですねきっと)。

 (※これ、私の勘違いでした。一般的には「テッペンカケタカ」と聞こえるだそうです。)

 海外で権威ある賞を受賞したNHKのドラマが元で、緊迫感あふれる演出と、大森南朋のキレのいい演技が大好きでした。普段はドラマのDVDは買わないのですが、再放送もツタヤでのレンタルもされないだろうと思って買ってしまいました。ドラマの映画化は失敗することも多いのですが、私がよく見る辛口映画サイトでも前評判がすごくよかったので、期待していました。
 で、どうだったかというと、映画館が臭かった。いやいや、梅雨時で汗ばんだ人が多かったことが主たる原因ですが、もうひとつ、観客の年齢層が高かったです。若い人には難しいのかな?大人の世界がわからないガキは「ROOKIES」でも観てればいいのよ(といいつつ、あれはあれで楽しみでもありますが)。

 映画自体はよかったのですが、よかったなりに、ちょっと注文もあります。ドラマでは金融工学の世界でどれだけ金を稼ぐかという勝負がかなりハイレベルで描かれていました。ライブドア騒動や、最近でも日本企業が標的にされるTOBが相次いでいたので、相当なリアリティがありました。映画ではちょっとヒューマンドラマの部分が多かったように思えました。
 もちろん、ドラマとは人間を描くことですから悪いことではないのですが、「週刊少年ジャンプ」の全盛期に読者を引き付けたのは、バトル、バトル、バトルの連続でした。その合間にも、「友情、努力、勝利」の人間的な部分が入っていたのですが、「キン肉マン」から「キャプテン翼」「ドラゴンボール」「スラムダンク」まで、真剣勝負がうまく描かれることがヒットの要因です。ヒューマニズムの部分も大事ですが、せっかく大森南朋、柴田恭兵、玉山鉄二といった役者がそろっているのだから、「仁義なき戦い」金融工学版をもっと見たかったように思います。

 その金融バトルですが、いやー、怖かった。何がって、リアリティがありすぎるんです。ネタばれになるからあまり書けませんが、昨年9月の「ショック」がマルマル再現されてるんです。私は金融業でもありませんし、直接の被害も被っていませんが、それでもあの「悪夢」は心臓に悪いです。「R指定」にするべきです(もちろんこれ、褒め言葉です)。あーいうシーンをもっと増やしてほしかった。それから、ドラマに比べてちょっと甘口でしたね。もっと激しくてもよかったのに。ドラマでは自殺者も多く出てきて、それは現実とパラレルだったので、残虐シーンも当然あっていいと思います。だって、1年間に3万人の自殺者が出てるんですよ、この国では。

 まあ、注文はいろいろありますが、よかったです。ドラマがゴールデンウィークに再放送されて、そこで改めて知ったという人も多かったようです。そういう方、どうぞ映画館へ。よくわからないけど興味があるっていう方、レンタルビデオ店でDVDを借りてからどうぞ。あの緊張感はすごいよ。
 いちばんいいのは、買っちゃうことですけどね。


 それから、絶対に二度と見られないと思っていた幻の映像がありましたので、こちらも紹介。



 

速報・幸福実現党候補(静岡のみ)

カテゴリー │政治

 いつの間にか党首が教団代表の奥さんになっていた、宗教団体「幸福の科学」の政党「幸福実現党」が、早くもほとんどの衆議院選挙小選挙区・比例区での公認候補をそろえました。

 というわけで、静岡県の選挙区候補と東海ブロック比例候補のみ速報。

東海ブロック比例立候補者
① 大田 薫 オオタ カオル 1959/1/1  兵庫県 男 関西学院大学社会学部 (宗)幸福の科学常務理事
  安宅 正行 アタカ マサユキ 1964/3/17  大阪府 男 都留文科大学文学部 (宗)幸福の科学 中部本部長
  椿原 慎一 ツバキハラ シンイチ1962/1/7  北海道 男 東北大学大学院理学研究科 (宗)幸福の科学 静岡本部長

静岡1区 中野 雄太 ナカノ ユウタ 1974/2/2  長野県 男 早稲田大学大学院経済学研究科 (宗)幸福の科学 静岡支部長
静岡2区 濱口 亘弘 ハマグチ ノブヒロ 1968/2/3  兵庫県 男 青山学院大学大学院理工学研究科(宗)幸福の科学 静岡西支部長
静岡3区 江頭 俊満 エガシラ トシミツ 1962/12/17  佐賀県 男 防衛大学校理工学部 (宗)幸福の科学 沖縄正心館
静岡4区 神澤 一正 コウザワ イッセイ 1961/9/6  熊本県 男 中央大学商学部 (宗)幸福の科学 静岡清水支部長
静岡5区 堀 慎太郎 ホリ シンタロウ 1974/9/9  大分県 男 長崎大学教育学部 (宗)幸福の科学 富士支部長
静岡6区 加藤 恵三 カトウ ケイゾウ 1954/12/24  愛知県 男 同志社大学文学部 (宗)幸福の科学 沼津支部支部長
静岡7区 竹内 隆文 タケウチ タカフミ 1958/1/27  静岡県 男 早稲田大学理工学部 (宗)幸福の科学 中部正心館チーフ
静岡8区 小西 高靖 コニシ タカヤス 195/4/23  和歌山県 男 和歌山商業高等学校 (宗)幸福の科学 浜松支部長

 全候補者の名簿はこちらから。
 http://www.hr-party.jp/about/pdf/090605_kohoshalists.pdf

 うーん、なんだかすでに結果が見えたような……。


 

空港建設に狂奔する……

カテゴリー │静岡の話題


 「空港建設に狂奔する静岡県知事」と、県外在住者からのメールにあって、おおいに落胆したことがあります。
 静岡県民「総意」による大プロジェクトが今日完成しました。

 と書きましたが、じつは、手続き上に大きな手落ちがあるんですね。
 2001年、私がまだ大阪にいたときの県知事選挙。現職の石川候補は空港建設についての住民投票実施に賛成し、反対派候補を破って当選したのち、県議会で反対されるといとも簡単に撤回したんです。
 いわば公約破り、県民の民意を踏みにじり葬り去った点で、完全な手続きの瑕疵があります。

 それから8年。知事の首と引き換えにしてまでする必要のない無用の長物がテイクオフしました。
 ここまで民主的手続きが軽視されるなら、絶対に空港の赤字も税金で補填させられるな。
 民間企業のフジドリームエアラインが経営危機になっても、県民が負担することになるんだろうな。
 そして、そのときには知事も、担当県職員も、退職してるか異動してるかで誰も責任を問われない、と。いつものパターンです。

 昨日、あるところにこんな文章を投稿しました。
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今からでも空港やめて、分譲墓地にでもしませんか?
そのほうが少しは建設費(=環境破壊費)回収できますし。
一等地には石川前知事、鈴木修スズキ会長、鈴木与平鈴与会長に入ってもらいましょう。
あ、静岡新聞主筆の原田誠治も忘れてた。
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 いいねえ、富士山静岡共同墓地。外国名、Mt.Fuji Shizuoka Cemetery。

 もう県外からバカにされるようなふざけた真似はやめて、7月の県知事選挙ではまともなリーダーを選びましょうね。