「工作員」

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 「お、お、おれよぉ、セブンイレブンのやつに首根っこ引っつかまれてよぉ。こんなふうに引きずられてな。あ、あいつら、工作員だでな。操られてるんだよ。わかるか?」
 「は、はあ……」
 「警察と結託してな。工作員なんだよ。おい」
 「はあ、それはそれは……」
 「あいつら、く、組んでんだよ。だからな」
 「はあ……」(以下略)

 (職場に来訪された方の談。若干酒気帯び。プライバシーに配慮して内容は一部変えてあります)
。。。。。。。。。。。

 ラジオ放送が始まった頃から「自分は電波に操作されている」という人は多かったらしい。しかし無線電信の発明以前に電波がどうだという報告はあまり知らない。
 同様に、「工作員が自分を陥れている」といった人も今はわりと珍しくないかもしれないが、2001年の海保庁と不審船との交戦事件、または2002年の小泉訪朝で「工作員」という言葉が一般化する前に同じことを口にする人を知らない。

 ネットで自説と異なる人を「○○は工作員だ」と捨て台詞を吐く人もまた然り。これは余談だけど。


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この記事へのコメント
人間が互いに信用できない時代だからこんな輩が増えるわけであって。なんかさ、街歩いてても人とすれ違うのが怖いもんね。
なんてろくでもない世界なんでしょ。
Posted by masa-tatsuta at 2007年12月19日 13:24
いやいや、ちゃうのね。

こういう人は昔からいたのですね。
今だって、UFOを信じる官房長官もいるのですから。
「電波系」でググるといろいろなものが出てきます。

でも、「工作員」っていうのは初めて聞いたなあって話。

こういう人たちが迫害されずにちゃんと生活できる日本もまだ捨てたもんじゃないなと。

―このろくでもない、すばらしい世界。
Posted by 大橋輝久 at 2007年12月19日 15:21
ほんと、ろくでもない世界です。サッチモの歌が頭の中に流れてくるようです。
この世界に、みんなは何を思うのか。
「What A Wonderful World」。
Posted by masa-tatsuta at 2007年12月20日 21:53
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