2012年06月25日12:31
すごい映画2題≫
カテゴリー │映画・演劇・その他
この頃は全然時間がないばかりか頭がまとまらないので、備忘録がわりに最近観た映画の感想を簡単にまとめておきます。
かなり雑な文章ですが、とりあえずの内容なのでご容赦を。
★「ロボット」
インドの映画です。最新鋭のロボットを開発して軍事用に役立てようとしたのですが、そのロボットが製作者の博士の婚約者に恋をしてしまい、制御不能となってしまったという、あらすじだけを書くとよくある話というか、「ターミネーター」のインド版というか……。
でも、すごい映画でした。
なんというか、形容しがたいというか。
「ムトゥ・踊るマハラジャ」のラジニカーントが主演で、インド映画らしく歌も踊りもふんだんに盛り込まれています。ハリウッド顔負けのCGも見物で、「マトリックス」のような立派なSF映画です。
笑う場所もたくさんあり、かといって涙を誘うシーンもあり、考えさせられることもあったり……。
そして、度肝を抜くアクション!
書いてる自分も、もう、なんだかわからないのですよ。
インドに放浪旅行に行ったという人が、考え方や価値観が全く変わったというように、インドという国はすべてを包み込む包容力があるんでしょうか。
これはいかに私たちがハリウッド方式の映画に毒されているか、ということです。
2010年の映画らしいのですが、どうして各国の外国語映画賞を受賞しないのかが不思議です。
それだけでもすごいのに、今度は3時間の完全版が公開されるとのことです。
私は遠慮しておきます。もうお腹いっぱいです。
映画「ロボット」公式サイト http://robot-movie.com/
★「鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言」
「法隆寺の鬼」「最後の宮大工」と呼ばれた西岡常一氏(故人)のインタビューを中心に構成したドキュメンタリー映画です。
東京のミニシアターで公開されて大評判だった映画です。
西岡氏のことは私はたしか国語の教科書で知った記憶があります。世界最古の木造建築である法隆寺の修理をずっとしていた方です。
映画はその後、法隆寺から離れて薬師寺の金堂を再建したあたりからが中心となります。
1300年前の建築様式を残す建物は同じ薬師寺の東塔だけです。西岡氏らは文献研究から東塔の実測と、ゼロから建築を始めます。その過程の映像を交えながら、西岡氏の木への思い、道具へのこだわり、天平文化についての話を伝えます。
その姿勢には、畏敬の念しかありません。
向後1000年持つ建築を、と木造建築に固執し、学者連中と対立し、■■■■しながら(重要な証言なので伏せます)古代日本の知恵を現代に蘇らせ未来へと受け継げようとする姿はまさに「鬼」です。
ただし、奈良、つまり関西の人なので、映像の西岡氏も薬師寺の管主も、関西弁での冗談を交えて話すので、映画館からよく笑い声が起こっていました。
ちょっと気になるところは、日本の林業に携わる人が高齢化し山林の手入れが行き届かずに、わざわざ台湾から材木を調達する箇所です。世界遺産にもなっている日本の誇りが、日本の木だけで作れなくなっていることに強い憂慮を覚えました。
映画「鬼に訊け」公式サイト http://www.oninikike.com/
本当に時間がないのでこのくらいでご勘弁を。
次回からはもっとしっかりしたものを書きますので。
かなり雑な文章ですが、とりあえずの内容なのでご容赦を。
★「ロボット」
インドの映画です。最新鋭のロボットを開発して軍事用に役立てようとしたのですが、そのロボットが製作者の博士の婚約者に恋をしてしまい、制御不能となってしまったという、あらすじだけを書くとよくある話というか、「ターミネーター」のインド版というか……。
でも、すごい映画でした。
なんというか、形容しがたいというか。
「ムトゥ・踊るマハラジャ」のラジニカーントが主演で、インド映画らしく歌も踊りもふんだんに盛り込まれています。ハリウッド顔負けのCGも見物で、「マトリックス」のような立派なSF映画です。
笑う場所もたくさんあり、かといって涙を誘うシーンもあり、考えさせられることもあったり……。
そして、度肝を抜くアクション!
書いてる自分も、もう、なんだかわからないのですよ。
インドに放浪旅行に行ったという人が、考え方や価値観が全く変わったというように、インドという国はすべてを包み込む包容力があるんでしょうか。
これはいかに私たちがハリウッド方式の映画に毒されているか、ということです。
2010年の映画らしいのですが、どうして各国の外国語映画賞を受賞しないのかが不思議です。
それだけでもすごいのに、今度は3時間の完全版が公開されるとのことです。
私は遠慮しておきます。もうお腹いっぱいです。
映画「ロボット」公式サイト http://robot-movie.com/
★「鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言」
「法隆寺の鬼」「最後の宮大工」と呼ばれた西岡常一氏(故人)のインタビューを中心に構成したドキュメンタリー映画です。
東京のミニシアターで公開されて大評判だった映画です。
西岡氏のことは私はたしか国語の教科書で知った記憶があります。世界最古の木造建築である法隆寺の修理をずっとしていた方です。
映画はその後、法隆寺から離れて薬師寺の金堂を再建したあたりからが中心となります。
1300年前の建築様式を残す建物は同じ薬師寺の東塔だけです。西岡氏らは文献研究から東塔の実測と、ゼロから建築を始めます。その過程の映像を交えながら、西岡氏の木への思い、道具へのこだわり、天平文化についての話を伝えます。
その姿勢には、畏敬の念しかありません。
向後1000年持つ建築を、と木造建築に固執し、学者連中と対立し、■■■■しながら(重要な証言なので伏せます)古代日本の知恵を現代に蘇らせ未来へと受け継げようとする姿はまさに「鬼」です。
ただし、奈良、つまり関西の人なので、映像の西岡氏も薬師寺の管主も、関西弁での冗談を交えて話すので、映画館からよく笑い声が起こっていました。
ちょっと気になるところは、日本の林業に携わる人が高齢化し山林の手入れが行き届かずに、わざわざ台湾から材木を調達する箇所です。世界遺産にもなっている日本の誇りが、日本の木だけで作れなくなっていることに強い憂慮を覚えました。
映画「鬼に訊け」公式サイト http://www.oninikike.com/
本当に時間がないのでこのくらいでご勘弁を。
次回からはもっとしっかりしたものを書きますので。